【2020年度第3回コラム】2月のPick Up Player!

~30期 梅林巧~

昨年の新人戦などで賞を獲得し、さらに同期からの信頼も厚い梅林巧さん。先日行われた審判試験やつま恋SPRING CUPについて、また入部から1年を経てどうだったのか、お話を伺った。

石沢:今日は来てくれてありがとうございます。まずは2月の審判試験とつま恋(つま恋SPRING CUP 第1ターム)、おつかれさまでした。審判試験から聞こうかな。確か 98点だよね。どうやって勉強したの?

梅林:あれは3日くらい前から。清さん(28期 佐野清さん)の講習会に出てボロボロだったから、やばいなと思って笑。ルールブック読み込んで、過去問それぞれ1回ずつやったって感じ。


石沢:私あれ出てないんだ。どんな感じだったの?

梅林:1回みんなで解いて、清さんがそれぞれのその問題について解説してくれて。わかりやすかったな。清さんに助けられた部分でかいや。ゴーリーが、例えば反則とられたときに、ロングに預けて出るルールとか、「え、知らな。」ってなったし。意外と知らないルールとかあったね。


石沢:レアケース多かったね。今回の審判試験合格の時点では3級だけど、2級とかは目指したい?

梅林:真さん(27期 小山真さん)見てたら2級かっこいいって思うよね。なんかめっちゃ専門家みたいな感じで。でも2級がどれくらい難しいかまだよくわからないから、まず1回自分で吹いてみて、そっからだよね。


石沢:やってみないとわからないよね。つま恋はどうだった ?

梅林:悔しいっていう感情がやっぱ一番強いかな。勝てたの2日目の最後の試合だけだし。チームとして勝利が少なかったっていうのはシンプルに悔しい部分ではある。個人的には、自分で考えてこれをやっていこうって決めたことを割とやり遂げられる形だったから、すごくいい体験ではあったかな。試合経験も積めたし。つま恋中は、チームにいろんな人がいるから、とりあえず自分が気づいたこと全部どんどん発信するっていうことを、発信についてはテーマにしてて。DF動かしきるっていうとこまではアプローチできなかったから、もっとそういうところは磨いていかないと、今後に上手く生きていかないかなっていう感じではある。


石沢:人によって変えたりしてるの ? ロングのこの人はこういう感じだからこう指示していこうみたいな。

梅林:たむさん(27期 田村怜於さん)とかにそういうことを1年生のときに1回言われて、意識してはいるんだけど。単純に1on1が強いとか、そういうところしか分かってないから、そこはまだつかみきれてはいない。


石沢:そうなんだ。今ゴーリーやっててどんなときが楽しい ?

梅林:やっぱり1on0のシーン止めたら気持ちいいよ。シンプルにシューターと自分との勝負に勝った、自分が勝ちきったっていう、自分が1番実感できる瞬間だから。他には、意外とOFが点決めたときも嬉しい。自分は見てることしかできないけど、自分が知ってる人が点決めるとやっぱ嬉しいな笑。


石沢:うめらしいね笑。ゴーリーはなんでやろうと思ったの?

梅林:始めようと思ったのは、気持ち的にはサッカーでいうゴールキーパーをやるくらいの感じ。普通にポジションの選択肢として1つ、俺はゴーリーで「守り」やってみたいなって思って始めた。


石沢:なるほど。小学校から高校のときまでずっとバレーだよね、確か。

梅林:そう、ずっとセッターで、全体を動かすことが好きだったのね。自分が最後のプレーで決めるとかよりも、色々考えて、どこにあげるかとか最後決めたり。そういうのが好きだったから、それも今につながってくるかもしれない。


石沢:知らなかったな。そうだ、運営部は何に入ったの?

梅林:運営部は、お悩み相談。割と30期の中のポジション考えたら、ありかなって思って、そういった意味で選んだ部分もある。


石沢:確かに、相談される立ち位置っていうイメージあるね。元からの性格? それとも意識的 ?


梅林:元からの性格かなやっぱり。元々ガツガツ引っ張っていくっていうよりは、1歩落ち着いたところで見ていくっていうのが性格的には合ってる。あとあれだわ。同期いっぱい辞めちゃったじゃん。お悩み相談に入ったもう1個の理由として、来年の1年生にそういうさみしい思いあんまさせたくないなって。


石沢:やっぱさみしいよね、悲しいし。もうちょっとこれできたらなぁみたいなのある?

梅林:なんだろね。家庭的な事情、金銭面だと俺たちだとどうしようもないのもあんじゃん。そうじゃなくてメンタル的な問題で辞めちゃった人が俺まだほんとに後悔してて。そういう人って話聞いてあげるだけでも、ちょっとは考え変わってたかもしれないし。あんまアクション起こさずに辞めちゃったっていうのが、自分としては残念だなって感じがする。


石沢:おんなじこと思うなぁ。もう今のメンツでいきたいよね、ずっと。1年間やってみてどうだった ?実際中に入ってみてギャップとか感じた? 

梅林:最初の見せ試合のときの印象とかと比べたら、1人1人の考えてる量が想像よりもいっぱいあった。ここにOFがきたらDFはじゃあここに立とうみたいな決めごとがある感じの守り方だったり攻め方だったりするのかなって思ってたけど、例えばピックのかかり方ひとつにとっても、1人1人いろんな選択肢もってるし、そういうこと考えると、やっぱ考えることってラクロスにおいて重要だなって特に最近実感してる。



石沢:じゃあ、うめの今年の目標は?

梅林:1年生だけのミーティングのときに言ったのが、「来年の正ゴーリー」。それと、ちょっと自分の中であえて途中の目標として「Aでプレーする」っていう、1ヶ月とかでもAでプレーするっていうのは掲げてて。今ちょうど運もいいこともあって、Aでプレーさせてもらってるっていうので、目標のひとつが達成、というよりはちょうど体験できてる。その上のステップとしてやっぱり「Aとして1回試合に出てみたい」っていうのは、新しいひとつの目標として追加した部分ではある。


石沢:結構計画的にやるタイプ?

梅林:割と自分の行動には割と目標とかそういうのを立ててやらないと逆にやれないタイプ。


石沢:そうなんだ。けっこう「考える」が多いね。じゃあ、これはみんなに聞こうと思ってるんだけど、うめが考える東北大男子ラクロス部の魅力、もしくは入部したきっかけを教えてほしいな。

梅林:それは、まず大きくまとめると「人の良さ」。入部したきっかけも「人」がきっかけで俺は入ってるし。特に、色んな性格とか考えとか持ってる人がいて、でもその中で共通してるのが、「一生懸命ひとつのことに取り組んでいる」。チームの理念にもある「一丸」とか、それに通じると思うんだけど。結局はみんなが同じベクトル向いて活動できてるっていうところが、割と自分の中では大切な部分ではある。自分1人で、例えば、全学で優勝するっていう目標を達成しようと思ってもさ、なかなか行動しにくいじゃん。けどやっぱ、周りにいろんな人がいて、その人たちも行動してるっていうのを普段から見てるからこそ、また自分もやんなきゃなって思えるんだと思う。


石沢:そうだね、すごくいい環境だと思う。追加でもう1個聞いてもいい ? この「日本一」っていう目標をメインで立てたのは確かに先輩たちなんだけど、うめの中でも「日本一になりたい」気持ちはある ?

梅林:その気持ちがやっと芽生えたのが、全学の決勝見たとき。なんか、日本一になったらどんだけ気持ちいいんだろうなって、めっちゃ興味湧いて。今そのわくわくした気持ちで臨めてるって感じかな。

(文責:石沢彩花)

東北大学 学友会男子ラクロス部

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