【2020年度第2回コラム】1月のPick Up Player!

~28期 川合将矢~

東北大学男子ラクロス部のプレイヤーたちの魅力を伝えるための新企画「今月のPick Up Player!」。昨年全学決勝のフィールドに立ち、今年度は最上級生として活躍していく存在の川合将矢さんお話を伺った。

石沢:今日は来てくださりありがとうございます ! まずお聞きしたいのが、今年の制度改革について。チーム目標やスローガンの他に新しく「理念」ができたり、新たに「運営部」として縦割り班をつくってチームの運営に必要な仕事を分担したり、チーム体制自体が大きく変わりました。始動して間もないですが、どんなところがいいなと思いますか?

川合:日本一を目指すってなってさ、今まで目標にしてきた関西を倒して決勝に出るのと日本一って格段に違うな、今までのチームの延長じゃいけないなっていうのを多分幹部たちが思ってどんどん物事を変えていったと思う。この12月から1月にかけて目まぐるしすぎて。多分、変化のスピードになかなかついていけないっていう人結構いると思うんだけど、そこを何とか頑張って幹部たちについていけばきっと日本一になれるんじゃないかなっていう風には思った。俺たちより絶対幹部たちのほうが大変だから、それを汲み取ってあげるのも大事かな。


石沢:将矢さん自身はその変化に対してどんな感じですか?

川合:んー、俺は、やっぱり結局幹部が一番大変っていう風に思ってる。ミーティングが大変だ、ってよく聞いたりしてたから。だから、「フォロワーシップ」っていうのをちょっと考えた。非幹部が自主的に物事に取り組む、リーダーシップと反対の言葉なのだけど、そういうのもちょっと考えたりもして、変化に対応しようとはしてる。結局幹部は物事を決定するのが仕事だから、そうじゃないところをやらせてもいいんじゃないかなって思って。まあ、変化についていってるかはちょっとわかんないかな笑。


石沢:じゃあ、やっぱりその、学生日本一になろうっていうのが変化の一番のきっかけなんですね。

川合:うん。変化して、やろうとしたけど上手くいかないこともあんじゃん。だけど、どうせ俺らの28期の代は1年しかないから、幹部がこれをこうしようっていうことはとりあえずやってみて、やめたり、続けたりすればいい。っていうのを誰かが言ってた。俺もそうだなあ。


石沢:28期のカラーとして、色々何でもチャレンジする感じがありますよね。保守的じゃなくて。そういうのって、1年生のときのコーチの影響があったりするものですか?

川合:あ~、コーチの影響、あったかもね。コーチの玲さんは「現状維持は退化」っていう言葉をよく言ってた。口癖みたいな。現状を維持してるだけじゃ退化していく、進化できない。だから、そういうのもあるのかもね。たまたま自主的な人が集まってるってのもあるかもしれないけど。


石沢:どうでしたか?1年生のときは。

川合:俺はね、上手い順に並べて真ん中くらいだった笑。普通に、半分に分けて半分より下だったってタイミングもあるし。

石沢:モチベーション維持とか…何かありましたか?

川合:俺が思ってるのは、なんかこう、結局モチベーションがあるときって誰でも頑張れるんだよね。モチベーションがあって今頑張ろうって思ってるときに頑張れるのは、みんなそう。だけどモチベがなくて、今無理だってときにどれだけやれるかで、そいつの価値が決まるかなって思ってるから。自分がやる気ないときにどれだけ自主練できるかとかさ、どれだけビデオ見て反省できるかとか。上手くいってないときのビデオ見るのとか嫌なんだよやっぱ。だけど、それをどんだけ盛り返せるかみたいなのは思ってたから、俺はそんなモチベ維持みたいなのは…かな。

石沢:不調なときこそ頑張ろうみたいな…。

川合:頑張らなきゃいけないのかな、みたいに思ってたね。競争が激しい代だから、辞めちゃう人も多かったかな。逆に、だから、今残ってるやつはほんとに、頑張ってきたやつなのかなって思ってる。


石沢:そうなんですね。2年生になると、ABチーム分けになって上級生と混じるじゃないですか。1~2年生にかけて大分雰囲気変わりましたか?

川合:多分、みんなそうなんだけど、1年生は1年練が楽しくて名古屋ユースまで1年チームで頑張る。で、合同練になって上級生と一緒になると、急激に自分がやりたいことができなくて上手くいかなくなるんだよね。


石沢:将矢さんもでしたか?

川合:俺も全然だめだったし、まあ、萎えたね。だから、それをなるべく無くそうとして、全体ミーティングのときに、良い練習の雰囲気をみんなで考える、みたいなのをやったりしてた。あと、新2年生とかと面談してみたら、思ったよりはやりやすいって。今年は少しは良いかなって思ってる。俺が新2年生のときは、もちろんしんどかった。

石沢:例えば?

川合:具体的に言っちゃうと、1年チームの最後が名古屋ユースじゃん。そのときにMFの中で上から順番で上手い順で6番目くらいで。だから、まあ学年の中でも別にそんなめちゃくちゃ上手いとかじゃない。それで、もちろん上級生練やったら上手くいかなくて、って感じだったなあ。


石沢:1年生のときから何か目標はありましたか?

川合:俺は、「絶対2年生のときから試合出て点取ってやる」みたいなのは言えなかったね。自分の現状に合う目標を立てたいタイプ。だから、俺のそのときの目標は、「Aチームに行く」。実際2年生の4月くらいに試しで入れてもらって、2年生の6、7月くらいにBに落ちた。そっからずっとシーズン終わりの12月までBで、って感じだったなあ。1年生のときの目標を達成したようなしてないような。


石沢:そうだったんですね。でも、ABどっちの雰囲気も知ってるんですね。

川合:そうだね。だから、今、部局が新しく色々できてさ、俺B運営になったんだけど、それも自分がBチームだったから。2年生の後半ほとんどBチームで、そういうときに、Aチームの人に気にかけてもらいたいとか、ポジリーの人に見てもらいたいって思いがあったけど、なかなか見てもらえなくて。で、3年生になって、自分がAチームになって、Bチーム気にかけようと思ってたけど、まあ忙しい。自分のことで精一杯で全然そんなことできなくて。それはチームとしては悲しいかなって思って、B運営っていうBチームに関わりやすい運営部に入ったんだよね。今年はちょっと頑張ろうかな。


石沢:そういう理由があってのB運営なんですね。あと、すごく聞きたかったことあったんですけど…将矢さんがMFを選んだ理由みたいなのがあれば聞きたいなあと思って。

川合:ん~、俺、最初OFやりたくてATかMFで悩んでたんだけど、ATの人数多いからMFでいいや、みたいな感じで決めたんだよね。でもMFやってておもしろいなっって思うのは、チームの潤滑油みたいな、チームを上手くまわす役割がMFにはあるなあって思ってて。ポンって試合に出てさ、戻ってくるじゃん。それで、ベンチのコーチとかメンバーとかとコミュニケーションとって、相手がこうだからって確認して。ベンチの人は試合見てるから、外から見た情報と、それをどうまた中に持って行ってコミュニケーションとるか、みたいなのをやれるのが俺らしかないから、やっぱそれは俺の仕事なのかなって思う。もちろんOFもDFもやるしね。チームを上手く「まわす」のが、ひとつの仕事で、それはひとつMFのおもしろいところかなとは思う。まあ、なってみて、思ったことだけどね。


石沢:うん、確かに。試合の中での潤滑油っていうのはあんまり私意識したことなかったですね。

川合:最初MFになった理由はたいしたことないけどね。今はやってよかったって思ってる。2年生でちょっとAチーム行ったときは俺DFの人だった。名古屋ユースでやってて、6、7月くらいまでずっと。結局Bに落ちて、俺今シーズンもうAチームで試合出れないかなと思って。6月と7月っていったらチームももうガッツリ固まってくる時期だしね。これで落ちるのはもうだめかなと思って。じゃあ来年はOFやるか、みたいな。DFするの止めたっていうかOFの練習頑張るようにしたんだよね。3年生の新シーズン始まってから上手くいくようになった。モチベ下がったりもしたけどね。そこで頑張ってDFでやってたら2年生のうちにAチームにもっかい入って、とかもできたかもしれないけど、俺は諦めて、まあ別の道にいった。


石沢:納得してますか?

川合:まあまあ。今上手くいってるからね。意外と大事だったりするのかもね、諦めみたいな。


石沢:去年1年間はどんな感じでした?確か誰かのブログに今期絶好調って書いてありましたね。

川合:楽しくやったってのはでかいかな。でも、3年生の新チーム始まるときは、結構実力的に同列くらいに並んでる人がたくさんいて。そこで、頭一つ出れたのは大きかったかもね。シーズンで調子上げるために、その実力の拮抗した中からちょっと出れたのは大きかったかもしんない。あとまあ、調子?よかったのは、俺の物事が上手くいく理由が分かったから、かな。

石沢:聞いてもいいですか?

川合:なんか、俺が物事上手くいくときって大体、それが楽しいなって思ってるときなんだっていうのが分かって。物事楽しいときに上手くいくし、ラクロスで言えば、上手くなれる。ラクロスを楽しめるっていうのが上手くなる方法だなっていうのが、途中で分かりだした。

石沢:練習しながら、「あ、楽しいときって上手くいってるな」って気づいたんですか?

川合:いや。俺練習はうるさいタイプなんだけど、試合になったらけっこう淡々とやっちゃってたんだよね。それに全く気づいてなかったんだけど、川井さん(27期 川井博貴さん)に「将矢はなんか、俺上手えとか言いながらやってるほうが上手くいってるよ」って、ぼそっと言われたの。確か試合終わった後のボールアップとかしてるとき。そのときに、「ああ、確かにな。俺、楽しいって思ってるときのほうが上手くいくな。」っていうのに気づいたんだよね。そこから、試合始まる前の目標とか、開幕戦の目標を全部「その試合を楽しむこと」にして、自分の実力発揮しようっていうふうにしてた。


石沢:そんなエピソードあったんですね。びっくりしました。わりとけっこう最近ですね。

川合:うん、もう最近だよ。関西戦とか決勝とかも、目標は「楽しむこと」。緊張はするかもしれないけど、楽しめば俺は上手くいくはずだから、って思って。



石沢:決勝は楽しめました?

川合:ああ、決勝。楽しかったよ。ただね、あんなに人に注目されることもう人生で2度とないなって思った。そう思いながらやってたから、意外と緊張もしちゃったかな。

石沢:コートの中から注目されてるのって分かるんですか?

川合:いや、分かるし応援とかすげえ聞こえる。だから、応援はほんとに力になるって実感した。でも終わった後俺ちょっと泣いちゃって。試合終わって、あいさつして、すでになんかうわやべえなって思ってたんだけど、なおさん(27期 小山真さん)に、「今日楽しめた?」って聞かれて。俺がいつも楽しむこと目標にしてやってるのをみんな知ってくれてるから。俺そのときに早稲田強かったな、悔しいなって思ってて、「悔しかったです。」って答えたら、その瞬間にめっちゃ涙出た。口開いた瞬間に涙出るみたいな。俺はけっこう悔しいと思ったんだよなあ。

石沢:そうだったんですね。じゃあ、今年の目標、将矢さんの中では何ですか?

川合:俺の中の目標は、「MFで圧倒的な存在になる」。英介(28期 加藤英介)がポジリーで一番上手いけど、英介を焦らせるくらい、大作(28期 大作太一)とかにもこいつ上手くなってんなって思わせるくらいの存在になるのが目標かな。目指すし、結果そういう存在になれればいいけど、でもやることは実際ただ毎日一生懸命がむしゃらに過ごすことだから、そこが一番大事かなって思ってる

石沢:お話聞いてて、将矢さん結構サポート役とか、縁の下の力持ち的な立ち回りの仕方が多いなあって思いました。元々の性格から、ですか?

川合:まあ、性格もひとつではあるけど、俺らの代がみんな、いけいけ! みたいなやつが多いから、必然的にそうなっていったのかもね。でも、だから、そういうのは考えてはいるかな。幹部がいて、俺たち非幹部がいる。その間の存在にはなりたいなってのは新チーム始まる前後に考えてたかも。幹部と非幹部を繋ぐような立ち位置。

石沢:ありがたいですね。じゃあ、最後に、これから試合を見てくれる人、ラクロス知らない人とか新入生に対して、東北大学の魅力について教えてほしいです。もしくは、将矢さんが入部したきっかけとか。

川合:俺が入ったのはなあ、やっぱ「人」なんだよね。

石沢:多いですね、東北大ラクロス部の部員に惹かれて入部する人。

川合:だから、これから入ってくる人とか、東北大のラクロスにちょっとでも興味がある人には、新しい制度もできたし、それを通して、ラクロス部の「人」に注目してほしいとは思うかな。おもしろいやついっぱいいるし。100人以上いて、いろんなおもしろいやつがいるのに、みんな結局はひとつのことに向かって頑張ろうとしてるっていう点でいい団体かなって思ってる。そういうところを応援してほしい。

(文責:石沢彩花)

東北大学 学友会男子ラクロス部

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