【2022年度コラム第1弾 第4回】30期梅林巧×32期林竜也×32期光田将都

新シーズンが始まり新体制となった今、新たに部を担っていく選手たちは何を考え、どのようにラクロスと向き合っているのか。

4組の同じポジションの先輩、後輩に当たる選手をPickUpし、対談を行いました。

最終回となる第4回は 30期梅林巧(GPL)×32期林竜也(G)×32期光田将都(G)

(写真左:光田将都、中央:梅林巧、右:林竜也)


-本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。それでは早速32期の2人から梅さんにききたいことはありますか?

光田-いつからAチームに入りましたか?

梅林-Aチームに入ったのは今やってる合同練が終わった段階。そこからすぐにコロナで活動休止とかになったりして、AチームだけどA4枚みたいな。うたさん(29期GPL)と一緒にあがったりBいったりみたいなボーダー層的な位置だったけど、てるきさん(28期GPL)に機会もらってAチームにいたっていうのはあるかな。やっぱ機会与えてもらったことには感謝してて。コロナで先行き見通せない状況ではあったんだけど、活動再開してからは清さん(28期DF)とかレベル高い人たちと一緒に練習してる中で、毎日課題とか見つかってそこに対する取り組みが明確に持ててたかな。

林-じゃあBチームにはいってないってことですか?

梅林-いやそんなことはなくて、AとBを行ったり来たりって感じだったかな。

光田-ついこの前も島さん(30期G)と入れ替えでやってたときみたいな行き来って感じですか?

梅林-うん、そうだね。俺自身、マインドとしても3年生の時モチベーション落ちてて、惰性でAにいるみたいな期間が長くて、現状に甘えてる部分が大きかったんだよね。そこはほんとこの1年間後悔してるんだよね。

林-AとBの入れ替わりって実力的な部分が大きいんですか?それともBの人にAの感じを経験してもらうみたいな部分が大きいんですか?

梅林-もちろん実力的な部分もあると思うけど、やっぱどっちもじゃないかな。まあ俺と島の入れ替えはうたさん(29期GPL)が決めたことだからはっきりとはわからんけど。

林-梅さんが今後PLとしてどういう考えでAB分けしていきますか?

梅林-ああ。これは俺のPLとしての考えなんだけど、育成に関して意識してるポイントが3つあって、期待すること、機会を与えること、鍛えることの3つ。本人にどれだけできるかっていうのは自分の中で可能性を決めちゃうんじゃなくて、ここももっと出来そうだなって期待してあげて、それを実戦する場を与えるっていうのが大事だと思う。今はまだ合同練だからAB分けはないけど、そういう時期が来た時に、実力だけじゃなくて機会与えることもしていきたいなって思ってる。あと鍛えるっていう部分ではまだ考え途中なんだけど、外部にもっと目を向けていってほしいっていうのがあるから他の地方大学のGとかとゴーリーアップ一緒に見て反省するっていう機会作ろうかなって思ってる。

光田-ちょっと話は変わるんですけど、武者修行ってどっか行きましたか?

梅林-武者修行は一昨年は横国と武蔵かな。去年は行けなかったんだけど。

光田-1年生の冬ってことですか?

梅林-武者期間がつま恋の後にあってそのときに行ったかな。横国はG上手で楽しかったなあだけで終わっちゃったんだけど、武蔵行った日がたまたまめちゃくちゃうまい人がスクリメで集まってる日で、そこで関東やばいなっていうのは感じたね。ショット一つ一つがうわやばいって感じだった。東北だったら、うわ今のショットやばい、これとれないかもみたいなのあるやん。

林-ああ、ありますね。

梅林-それが結構高確率で来てる感じだった。そこで関東とのレベル差とか感じたし、他のポジション見ても、今の東北大やばいなって感じた。そういう意味では武者期間って大事だからしっかり活用してほしい。

林-冬オフ期間とかって武者修行行きますか?

梅林-冬オフ期間は1年の時行ったね。防具もって帰省して、岡大行った。

林-岡大行ったんですか?!

梅林-うん、そうそう。地元広島だからね(笑)

林-ああそうでしたね(笑)

梅林-岡大の練習2日間参加して、1年生同士だからふつうに楽しかったなって感じ。

光田-今、関東の大学ってコロナで受け入れ禁止のとこ多くて、声かけたんですけど、、。

梅林-確かに。国立は結構だめなとこ多いよね。やっぱ地元の大学がいいんじゃない??あ、でも2人とも関東か。

林・光田-そうなんですよ(笑)どこでも行こうと思えば行けるんですよね。

光田-たつや筑波とかは?

梅林-ああ、筑波とかなら絶対受け入れてもらえると思うよ。

林-確かにありですね。

光田-俺東大に声かけてみたんですけど、コロナで断られちゃいました、、。

梅林-あ、そうそう。だから武者期間じゃなくてもこの日武者修行行くのでって言ってくれたら、コーチとかいっぱい呼んで調整するから、どんどん武者修行行ってほしい。

林・光田-了解です!!

林-1個質問なんですけど、武者修行行く時って相手側にどうやってコンタクトとってますか?

梅林-岡大行った時は友達いたから、その子に連絡とってたかな。

林-ああなるほどです。

光田-さっきの話に戻っちゃうんですけど、どこのポジションも関東に勝つには厳しいレベルにあるじゃないですか。僕らGのなかで今までにないレベル、先輩たちを超していけるレベルになるにはどうしていったらいいですか?技術的な面というよりかそれ以外の部分で。

梅林-なるほどね。今の東北のGってフィールドプレイヤーとしての感覚をもってないかなって思ってて。クリアもロングに預けられるなら、預けるっていう思考が強いと思う。でも関東とかだと自分で一発でATまであげるとかもあるし、飛び出しにそのまま預けてとかもあるし。東北はまだG起点の攻撃が少ないかなって思う。だからこそ今年フルフィールドを強化していくっていう上ではG全員にフィールドプレイヤーとしての意識っていうのをもってもらいたい。そうじゃないとこれまで通りの東北で終わっちゃうかなって思う。まあ薄々みんな思ってはいると思うんだけど、ラクロスの試合ってどうしてもGゲーな部分が強いじゃん。

林・光田-そうですよね、、。

梅林-そこをもっとGみんなにもってほしいなっていうのは根底としてある。岡大戦とかもあるけど、やっぱりGが流れを持てるっていうところを考えると、1番重要なポジションだなっていうのはめちゃくちゃ痛感してる。だからチームを作り出せるGとしてDFへのフィードバックとかももっともっと細かくしていかなきゃだなって思う。そういった意味でチームでの当事者意識っていうのを大切にしていってほしい。自分含め(笑)

光田-そういったGが活躍した試合っていろいろあると思うんですけど、その人がめちゃくちゃ覚醒してた日っていうわけじゃないんですか?めちゃめちゃあたった日みたいな。

梅林-うーん、まあそれもあると思うよ。

光田-それが運になっちゃったら、僕らって運の部分って突き詰めようがないじゃないですか。

梅林-うーんとね、俺の思うあたってる試合って、運だけじゃないと思ってて。その人の集中力が1番ベストなタイミングの試合とかもあたってるって思う。

光田-あーなるほどです。

梅林-それこそ今日さ、コースを張ると読むの違い聞いたと思うけど、コースを完全に張ってるだけのGが全部止めたっていうのは運だけの試合だと思う。でもコースを読んでるGが全部止めたっていうのは実力のうちだと思う。そこの違いかな。

光田-じゃあそれを常にもっていけるようにしていけばいいってことですね。

梅林-逆に2人はどういうGが理想だと思う?

光田-前、がんぽんさんに星空練の時に言われたのがGにしかできない部分は絶対やらなきゃいけないって。それが何かっていったらセーブだってなって。やっぱり1番大事なのは止めることかなって。それとゴールキーパーの経験もあるので、後ろから周りを鼓舞して、発信して指示してっていうのも大事だなって思ってます。まあ後はフィールドの感覚も大切だなって思います。この前0人目の攻撃って新井(32期DF)に言われて、確かにそうだなって思いました。だからもしはじいたとしても、その後すぐクランプしたりとか、取った後も早く飛び出したりとかっていうのは意識しています。けどまだパスがめっちゃ下手なんで、、。

梅林-なるほどね。たつやは?

林-なんかもう全部みったに言ったことと同じ感じですね(笑)

梅林-ダメダメ!!(笑)同じこと思ってても、言葉は人によって変わるから。

林-まあやっぱセーブ、大事な試合でセーブするのは単純にかっこいいなって思って。岡大の人とか試合の流れ変えてたし、試合の勝ち負けもほんとにGで決まるみたいな。やっぱり1本目のシュート止めて、そこからOFにもって行ける流れを作れるGになれたらいいなって思います。あとはパスも今は通るけど、形とかはきれいじゃないし、スピードとか正確性とかもちょっとはあるけどまだ微妙な感じなので、ハーフくらいまで正確に飛ばせるパスを出せるようなGになりたいです。

梅林-なるほど。今年のGとしてセーブ率とかセーブからのパスの速さとかを強化していこうとしてる。けど2人に1個もっててほしいのが、3年後に自分がどういった個性を持ったGでありたいのかっていうのを大切にしてほしい。今はやっぱりセーブ率とかセーブ後の速さっていうのを重視しようっていうのを俺から伝えてはいるけど、2人がなりたい像とは多少違うと思う。だから自分なりにこれ得意だなって思う部分をどんどん伸ばしてほしい。1年後はその個性だけじゃ試合に出れなかったとしても、2年後、3年後にその力だけでも全国に通用するようになるっていう意味では、長期的に考えてどうなりたいっていう像はもっておいてほしいかな。毎年ころころ変えてると自分の方向性がわかんなくなって迷っちゃうことあるから。

光田-毎年のPLが目指すのも追いつつ、自分の中でも軸をもってって感じですかね。

梅林-うんそうそう。

光田-だってどうせどっちかPLになるんだもんね。

林-そうだね。

梅林-いやわからんよ。もしかしたら1個下にめっちゃやばいやつ来るかもしれんから(笑)めちゃくちゃラクロスIQ高い人入ってくるかもしれんし(笑)

林-こっちが教えられるみたいな(笑)

梅林-むしろ来年のPL狙うとかもありだと思うよ(笑)

光田-それはまじで狙ってます。

梅林-全然それ目標に掲げて良いと思う。圧倒的にうまくて、思考量あって、全員見れるっていうのであればそうま(31期G)も何も言えなくなるよ。

梅林-Gとしてもそうだけど、自分たちの代になったときチームの一員としてどういう立ち位置に立ってたいみたいなのある?俺は主務だけど。

光田-1年チームで副キャプテンやってて。高校の時のサッカー部でもキャプテンやってて。キャプテンめっちゃきつくて、それわかってたんで大学では絶対キャプテンやらないって決めてたんです。でもなんとなくそういう立ち位置になりつつあるっていうか。ラクロス始めたときもゴールキーパーの経験的にゴーリーは絶対やらないって決めてたのに、、。なんとなくそういう立ち位置の人間なんだなっていうの悟り始めました。だから自分の代になったときも主将とか副将とかっていうポジションになるかなって感じです。自分から強くなりたいとは言えないけど、なりそうかなって感じです(笑)前ほど拒絶はなく受け入れようかなって感じです。

梅林-今状況的になりそうだなっていうのをみったは感じてると思うけど、もっともっと自分こういう組織だったら頑張れるなとかもっとみんなにこう思ってほしいなっていうのを思えるようになったら自分こういう立場になりたいって感じられるようになると思う。そこを長い間かけてやっていこう。たつやは?

林-俺は逆にそっち側の人間じゃないと思うので、部員だけど主将、副将を支える側になっていきたいかなって思います。主将、副将に対抗する立場ではないと思うので大人しく従って、逆に言われたことをしっかりこなす立ち位置でありたいです。

梅林-たつやの思ってることってチームのボトム層とかに伝わりやすい思いだと思うから周りについていけないなっていう人とかを支えていく立場になったら良いと思う。こんな感じでGってまじでポジション的にも全体見てると思うし、その性格って組織の中の1人としても含まれてると思う。俺自身、組織を俯瞰して見る力っていうのはあるなって思うし、その中で自分の役割を見つけるとか他の人の長所、短所を見つけるっていうところはGとして磨ける部分だと思う。がんばろう!!

-本日はありがとうございました!!

(文責:鎌倉希)

東北大学 学友会男子ラクロス部

東北大学 学友会男子ラクロス部の公式ホームページです。 部員99名

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