【第11回ラクロス全日本大学選手権大会決勝】vs早稲田大学
2019/12/1(日) 14:00 FO
東北大学 vs 早稲田大学
@駒沢陸上競技場
【得点】
1Q:0-2
2Q:0-1
3Q:0-2
4Q:1-1
TOTAL:1-6
〈得点者〉
#6 浅野勇磨
【試合内容】
〈1Q〉
試合開始直後、相手FOerがボールを掻き出し早稲田OFとなります。駒沢陸上競技場という大きい舞台でやや緊張している選手も見られましたが、#3佐野はいつも通りの落ち着きを見せます。相手をボールダウンさせ、ポゼッションが東北に移りました。しかしクリアの直後、東北のオフサイドとなり再び早稲田OFに。試合開始2分40秒、早くも試合が動きました。早稲田#13が中に切り込み、フリーになった#24へパス。そのまま#24がショットを決めます。先制点は早稲田です。
その後も多彩な早稲田OFが続きます。#7がゴール裏から1on1をかけてクリース付近でショット。スコア0-2。#5田村のナイスセーブ、#18柳川のボールダウンなどナイスプレーも見られ、敵陣へとボールを運びますが、強靭な早稲田DFに阻まれ得点には繋がりません。2点ビハインドで1Qは終了しました。
〈2Q〉
2Qも早稲田OFが緩むことはありません。試合開始1分半、#7からパスを受けた#23のスタンシューがゴールネットを揺らします。
しかし、ここから東北も粘り強さを見せます。#89岡田のパスカットで東北ポゼッションになった後、#91嶋林や#15塚田ら4年生が積極的にゴールを狙います。主将の#6浅野による右上からのスタンシューには会場が沸き、得点が期待されましたが惜しくも枠外。チェイスは東北に。4年生の奮闘に応えるように3年生の竹岡が鋭いスタンシューを打ち込みますがバーにあたり得点には繋がりません。再び#6浅野、#0日野らがショットを放ちますが早稲田Gがそれを許しません。そしてこのまま2Q終了。0-3の3点ビハインドでハーフタイム突入です。
〈3Q〉
3Q開始5分、早稲田#99のカムが決まり得点。スコア0-4と突き放されてしまいます。DF陣がボールダウンやGBで奮闘しますが、クリアをそう簡単に上げることが出来ません。その後も早稲田の攻撃の手が止むことはなく、残り3分で#24がフィードで得点しスコア0-5。東北のDF時間が長くなり、苦しい時間が続きます。
しかし、その中でも観客席からの応援の声は途切れません。応援に支えられ、東北も粘り強くゴールを守りました。失点を2点に抑え、3Q終了です。
〈4Q〉
早稲田OFで最終クォーターが始まります。開始3分、クリース付近からの相手のショットを#5田村が止め、観客席が沸きました。しかしここで東北のホールディングが取られ、マンダウンDFに。30秒間DF陣が粘りを見せましたが、解除後に#0のカムが決まり得点。スコア0-6と6点ビハインドとなりました。
ここで終わらせない、と選手たちが意地を見せます。今年1年DFの中心となった#86大藪と#3佐野が2枚で当たりボールダウンさせそのまま東北ポゼッションに。そのまま敵陣までゴールを運びクリアを上げます。試合残り6分。ここで、#0日野から#6浅野へとパスが通ります。#6浅野がそのままランシューを放ち、ゴールを通過します。念願の初得点です。会場が#6浅野のもとへ、OF陣が駆け寄り皆で喜びを分かち合います。観客席の声援もより一層大きくなります。スコアは1-6、1点ビハインドです。
得点後、東北のスラッシングがとられ東北のマンダウンDFとなりますが、相手の放ったショットは枠外となり、#14荒木がチェイスを取り東北ポゼッションに。もう1点を求め、#6浅野や#45小山が果敢にゴールに向かいますが枠外。早稲田にポゼッションが移りますが#86大藪のボールダウンにより再び東北ボールに。そのままパスを受けた#45小山が再びショットを放ちますが、惜しくもゴールから外れます。もう1度ショットを放ちますが、枠外に。そして東北ポゼッションのままホイッスルが鳴り響き、試合終了。スコア1-6、1点ビハインドで東北大学は早稲田大学に敗れました。
【試合を終えて】
19年度主将 #69 浅野勇磨
夢の舞台は本当に夢のようにあっという間に終わってしまい、正直ほとんど覚えていません。埋まった応援席、綺麗に整備されたグラウンド、白と赤のユニフォーム、綺麗なフォームの相手チーム。まだまだ知らなかった世界、去年は上から見ていた舞台を存分に知ることができ、4年間に大きな価値があったことを実感しました。
通用するものもありましたが、全く歯が立たないものもあり、まだまだ自分には大きな伸び代があることを知ったのに、それをみんなと一緒に伸ばしていくことができないことがとても寂しく思います。
目指すべき相手を知れて、まだまだ伸び代があることを知り、どうすれば勝てるかを悩み続けることができる、そしてこれからの1年間で大きく成長を遂げる団体と共に歩める後輩達が本当に羨ましいです。
最後になりますが、この1年間当部に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。決勝では本当に多くの方々に足を運んでいただき、東北大学男子ラクロス部がどれだけ多くの方々に支えられてきたのかを実感しました。最後の挨拶で東北大学は日本一になると言いましたが、それにはまだまだ部員達の力だけでは足りません。これからもご支援ご声援よろしくお願いいたします。この1年間、チームを率いることができ幸せでした。ありがとうございました。
19年度副将 #15 塚田大智
はじめに、2019年シーズンの東北大ラクロス部を応援して頂いた全ての皆様に感謝申し上げます。
OBOGの皆様を始め、同じ地方ラクロス部として活動しているチームの皆様、同じ学友会として活動する部活の皆様から今までにない程の熱い声援を受け、全学決勝という最高の舞台で戦い抜くことが出来たこと、本当に幸せに感じています。皆様の応援があったからこそ、2019シーズンのチームはここまで成長することが出来ました。
関東、関西のチーム以外で決勝に進むのは史上初ということでしたが、そのプレッシャーよりも、初めての舞台に対する高揚感で全く緊張はありませんでした。純粋に楽しんでやろうという気持ちで終始ゲームに臨みました。
予想通り早稲田大学には通用しないことの方が多く、自分自身としても100%のパフォーマンスをさせて貰えませんでしたが、現状の東北大のレベルと日本一のレベルにキャップを感じ、これからの東北大ラクロス部を成長させるためのバトンを後輩にしっかりと渡すことが出来たと思っています。
東北大ラクロス部はここから更に飛躍を遂げるはずです。来年以降も引き続き応援の程よろしくお願い致します。
19年度ATPL #0 日野康平
8月11日の開幕戦で死ぬほど緊張していた仲間が決勝という大舞台を前にして試合を楽しみにすらしていたことをよく覚えている。試合を通して確実に強くなっていった自分たちならきっと大丈夫だと思っていた。
しかし結果は完敗。スコア以上のものを感じた。「MFの1on1は勝っててショットまでいけてるから最後のショットを決めよう!」と試合中にいった記憶がある。私はATPLとしてOFをまとめてきた。今までの試合中も状況に応じて色んな指示出しや確認を行ってきた。試合後も「あの時間違ったこと言ったな〜」と思うことはほとんどなかった。それほど試合に対しては準備してきた。
しかし決勝の舞台ではそもそもの根本が違ったように感じた。そもそもそこでショットを打ってはいけなかった。練習でのナイスプレーが決勝では悪いプレーだった。考え方が違った。初めて試合中に「どうしたらいいんだ」と思ってしまった。その時点で負けだった。
是非後輩には常にあの決勝のレベル以上のレベルを意識して練習して欲しい。難しことだがこの後輩たちなら絶対に出来ると信じている。東北大学が学生の王者になる瞬間を全国に見せつけて欲しい。
19年度MFPL #69長尾壮一郎
悲願の決勝進出の舞台だったが、心持ちはスッキリしていたように思う。自分達がこの1年必死で積み上げてきたものがどこまで通用するのか。これから東北はどう進んでいくべきか。そんなことを思って準決からの1週間も妥協なく"尽"くし、迎えた駒沢での決勝だった。
結果、6-1と大敗を喫し、関東との差をさまざまと見せつけられた。個・連動・メンタリティ。だが、通用しない部分がないかといえばそうではないだろう。そして、過去一優秀な後輩達はきっと多くを学んだはず。
今年の代は過去の栄光とはならず、再スタートの出発地点。そんな想いと共に紡がれた襷を、次の世代へと託す。
2019シーズンの東北大を最後まで応援してくださり、ありがとうございました。
27期 『尽』
19年度DFPL #86 大藪陽太
「全国に強い東北DFを見せる」そう思って臨んだ全学決勝。ただ結果は完敗。ボールダウンは出来てもGBで勝てない、GBで勝っても簡単にクリアを上げられない。そんな形でDF時間が長くなり、なかなかOFに時間を渡すことが出来ませんでした。念願叶って辿り着いた舞台で逆に強さを見せつけられたように感じます。この差をどう埋めていくのかを自分は現役として考えていくことはもう出来ませんが、OBとして出来る限りのことをしながら応援していきたいと思います。
最後になりますが、今シーズン応援して下さった全ての方々にこの場を借りて御礼申し上げます。Awayが多い東北大ですが、そんなことを感じさせない皆様の応援がとても力になりました。ありがとうございました。
19年度GPL #5 田村玲於
一瞬たりとも気を抜けなかった。
それは決勝という舞台もあるのかもしれないが、いつ打たれるのか、崩されるのか予想が困難だった。さらには安易にショットを打つことがなく、ポゼッションを奪う難しさがあり、確実に点を狙えるところまで焦らないし、一球を無駄にしない強さがあったと感じた。
そういう作戦であったのか、そもそもOFの考え方が異なるのかは定かではないが、単純なスコア以上の壁を感じた一戦であった。
19年度TSPL 牧野友紀
決勝という大舞台。夢に見ていた駒沢。
私個人としてもチームとしても初めての舞台で緊張しましたが、思う存分楽しめた試合でもあったと思います。また、決勝当日は多くのOBOG、保護者の皆様にご来場いただき、アウェイとは思えないほど埋めつくされたスタンドに勇気をもらいました。
今シーズン「全学決勝」という目標を達成し、来年に繋げられたのは皆様のおかげです。後輩たちは学生日本一になり得るチームとしての誇りを持ってほしいし、今後はいちOGとしてそのサポートができればと思います。
たくさんのご声援、本当にありがとうございました。
まず初めに、今年度東北大学学友会男子ラクロス部を様々な面で支えて下さったすべての方々に感謝申し上げます。直接会場に駆けつけて下さったり、各SNSを通じて応援メッセージを送ってくださったりなど、皆様の熱い応援が力となり、最後まで戦い抜くことが出来ました。今年1年間、様々な面で支えて下さったすべての方々のおかげで、全学決勝という最高の舞台で試合をすることができました。本当にありがとうございました。
東北大学にとっての初めての全学決勝の舞台。「関東の壁」は遥かに厚く、結果は6-1となり敗北致しました。今試合で2019年度の活動は終了となり、27期は引退です。しかし、東北大学の全国制覇はこれから始まります。再び全学決勝の舞台へ帰り、来年必ず学生日本一を果たせるよう部員一同励んで参ります。今後とも東北大学学友会男子ラクロス部をよろしくお願い致します。(文責:葛西のどか)
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